LEDビジョン材料の値段が上昇しています。

LEDビジョンの材料-半導体は2020年の秋ごろから、全世界で不足しています。
そのため、LEDビジョンの値段は上がっています。
納期も通常より延長しております。

半導体不足の主な理由は以下になります。

米対中制裁

2020年から、米中貿易摩擦の影響で、米国が設計、製造した半導体を中国の一部バイヤーに販売することが徐々に制限されるなど、供給不足に拍車がかかりました。

生産工場の供給が減少

半導体の生産は、日本での工場火災や生産ラインを停止させた米南部の寒波などにより支障をきたしました。
また、製造の主要拠点である台湾が干ばつに見舞われ、供給がさらに減少する恐れがある。製造過程で大量の水を使用するためです。

新たな需要

これまで半導体需要の主力であったスマホ、パソコン、テレビなどの電子機器は販売が頭打ちとなっています。
これに代わり、新たな成長分野として台頭しているものが産業用、自動車、エネルギー開発、インフラ関連であります。
それと、大手半導体メーカーは、次世代通信規格「5G」やサーバーなどに必要な、より収益性の高い高性能チップの製造へと大きな戦略的な賭けに出ました。
だが、コロナで景気後退のため、半導体メーカーは、パンデミックで需要の高まった自動車やコンピューターモニター、スピーカー、家電製品などに広く使用されている比較的低性能な半導体の需要増に対応できなくなりました。


上記3点の原因で、半導体チップは供給不足になっております。
そのため、LEDビジョンの見積書は通常より値上がりしております。
納期も通常より時間かかります。
ご了承のほどよろしくお願いいたします。

参考資料:
半導体不足、なぜ解消が難しいのか
今なぜ世界で「半導体不足」なのかのナゾを解く